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ストレスチェック

ストレスチェックの集団分析を徹底活用 職場環境改善を進めるための実践ポイント集

はじめに:集団分析、活用できていますか?

厚生労働省の調査によるとストレスチェックを実施している企業の約70%が集団分析を実施していますが、その一方で「結果を受け取ったものの、どう活用すればいいか分からない」「毎年実施しているが形式的になっている」というお悩みも多く聞かれます。

本来、集団分析は職場のストレス状況を可視化し、メンタルヘルス不調を未然に防ぐだけでなく、生産性向上や離職率低下といった経営課題の改善にもつながる重要な手がかりです。ただし、その価値を引き出すためには、結果を「眺める」だけで終わらせず、自社の状況に照らして読み解き、現場と対話しながら具体的な改善につなげていくことが欠かせません。

本コラムでは、これまで当社がさまざまな記事でお伝えしてきた集団分析の活用ポイントを整理し、人事・労務担当者の皆様が実務で直面しやすい課題ごとに要点をまとめています。全体を通して目を通していただき、「これは自社の課題に近いかもしれない」と感じたテーマがあれば、ぜひ該当する本編記事もあわせてご覧ください。

集団分析を「やりっぱなし」にせず、職場改善や従業員がいきいきと働ける環境づくりに役立てるためのヒントとして、本記事をぜひご活用ください。

「集団分析の効果的な活用方法シリーズ」のご紹介

集団分析の結果、どうすればいい?衛生委員会を活用した改善ステップを解説

→ストレスチェック集団分析の効果的な活用方法/前編

 

→ストレスチェック集団分析の効果的な活用方法/後編

前編・後編の2本構成で、集団分析を衛生委員会でどのように活用すればよいかを体系的に解説した記事です。なぜ集団分析の活用の場として衛生委員会が活用に適しているのかに加え、衛生委員会を活用した具体的な職場環境改善ステップをご紹介しています。


・結果を整理・共有しやすく、レポーティングの場として機能しやすいこと
・メンタルヘルス対策におけるリスク管理を行いやすいこと
・新たな仕組みを作らず、既存の枠組みをそのまま活かせること
・従業員参加型で、現場の声を踏まえた議論ができること


これらの条件がそろった衛生委員会は、集団分析結果を共有し、職場環境改善につなげるための会議体として最適です。集団分析の結果を前に、「この先どう活かせばいいのだろう」と悩まれている方は、ぜひ本記事をご覧ください。

また、「仕事のストレス判定図」だけでは把握しきれない、真のストレス要因を見極める重要性についても触れています。たとえば、上司が不在がちであっても業務に大きな支障が出ていない職場では、「上司の支援」の点数は低く表示される一方で、実際のストレスには直結していないケースもあります。

このように、表面的な数値だけで判断するのではなく、変量回帰分析などの統計手法(複数の要因がストレスに与える影響を整理する分析)を活用することで、「どの項目を改善することが最も効果的なのか」を明確にすることが可能です。結果として、限られたリソースを有効に使いながら、効率的な投資と実効性の高い施策立案につなげられることを示しています。

保健師の現場経験から解説~職場環境改善を成功させる実践ステップ~

→ストレスチェック集団分析の効果的な活用方法/実践編

実際の職場環境改善は、どのようなステップで進めていけばよいのでしょうか。
本記事では、筆者である産業保健師が、これまでの現場経験をもとに、職場環境改善を前に進めるための具体的な進め方をご紹介しています。

まず大切なのは、対象となる組織に対して「仕事のストレスによる健康リスクが高く、職場環境の見直しが必要である」という事実を正しく共有することです。その際、決して組織や個人を責めるのではなく、「従業員がより快適に働ける環境を整え、その結果として生産性やワークエンゲージメントを高めていくこと」が目的であるという点を丁寧に伝えることが、改善への第一歩となります。

改善を具体化するうえでは、データだけに頼らず、「現場の生の声」に耳を傾ける姿勢が欠かせません。従業員や組織長への直接的なヒアリングを行うことで、数値だけでは見えにくい背景や実態が明らかになります。また、課題ばかりに目を向けるのではなく、うまく機能している取り組みや良好事例にも着目することが重要です。良好事例を他の組織と共有することで、組織間の対話や前向きな交流が生まれやすくなります。

こうして課題と強みを整理したうえで改善計画を策定しますが、その際に意識したいのが、「人事・労務担当者が一方的に計画を立てない」ことです。実際に改善に取り組む現場のメンバー自身が計画づくりに関わることで、実行性の高い施策につながります。
また、改善内容によっては経営層の関与が欠かせない場面もあります。経営層が関与することで、ストレスチェックが単なる調査にとどまらず、職場全体のメンタルヘルス対策を前進させる大きなきっかけとなるでしょう。

場面別・課題別具体的対策

集団分析の結果からは、「仕事の量的負担が高い」「上司や同僚からの支援が不足している」など、さまざまな課題が見えてきます。ここでは、集団分析でよく見られる課題パターンごとに、具体的な改善の考え方や対策を解説した記事をご紹介します。

一見すると別々の課題に見えても、実際には互いに影響し合っているケースも少なくありません。そのため、特定の項目だけを見るのではなく、複数の記事をあわせて読むことで、課題の背景やつながりがより立体的に理解しやすくなります。

いずれの記事も、現場で実践しやすい具体策を中心にまとめています。ぜひ関心のあるテーマから読み進めていただき、自社の状況に近いポイントを見つけながら、従業員がいきいきと活躍できる職場環境づくりにお役立てください。

仕事の量的負担が高い職場の改善策

→集団分析結果の活用方法~仕事の量的負担が高い職場編~

「仕事の量的負担が高い」という結果が出たからといって、単純に残業時間を減らせば解決するわけではありません。重要なのは、仕事のコントロール度や上司・同僚からの支援状況、総労働時間などの客観的データ、さらに従業員の声もあわせて確認し、量的負担がどのようにストレス反応に影響しているのかを見極めることです。

本記事では、長時間労働が常態化している職場の風土改善、特定部署や個人への業務集中の是正、タスクの再配分、取引先との調整など、状況に応じた実践的な対策を紹介しています。あわせて、経営層との対話による業務量調整や、休暇取得促進、フレックスタイムや勤務間インターバル制度の活用など、多角的な改善策も解説しています。

仕事の量的負担が高いと判定された組織に関わる人事・労務担当者にとって、実務に直結するヒントが得られる内容です。

仕事の質的負担が高い職場の改善策

→仕事の「質的負担」とは?ストレスチェック結果の活かし方と健康経営の実践ポイント

集団分析では「仕事の量的負担」に注目されがちですが、実際にはそれと深く関係する「仕事の質的負担」という視点も重要です。業務内容の複雑さや判断・責任の重さが続くと、業務量が適正でもストレス反応が高まり、メンタル不調や生産性・モチベーション低下につながることがあります。

本記事では、この「仕事の質的負担」に着目し、ストレスチェックで高い傾向が見られた職場に対して、人事・労務担当者が実務で取り組める具体的な改善策を解説しています。業務とスキルのマッチング、業務の標準化、1on1を通じたコミュニケーション強化、柔軟な働き方の導入など、現場で実践しやすい施策を紹介しています。

集団分析の結果を次の改善アクションにつなげたい人事・労務担当者にとって、実務に役立つヒントが得られる内容です。

仕事のコントロール度が低い職場の改善策

→集団分析結果の活用方法~仕事のコントロールが低い職場編

本記事では、「仕事のコントロール」が従業員や組織に与える影響について、科学的なエビデンスをもとに解説しています。自分のペースで仕事を進められない、意見が業務に反映されないといった状況は、モチベーション低下やメンタル不調の要因となります。

一方で、仕事のコントロールが高い職場では、内発的動機づけやワーク・エンゲージメントが高まり、生産性向上や心理的安全性の確保、精神的健康の促進につながることが研究で示されています。

記事では、組織内の対話を起点とした改善の考え方に加え、1on1の実施や決定権の委譲、成長を支援する仕組みづくりなど、人事・労務部門が取り組みやすい具体策を紹介しています。

上司の支援が低い職場へのアプローチ

→集団分析結果の活用方法~上司の支援が低い職場編

上司からの支援不足は、従業員のメンタルヘルスに大きな影響を与える重要な要因です。研究でも、上司とのコミュニケーションが良好な職場ほど、メンタルヘルス状態が良いことが示されています。

本記事ではまず、ストレスチェック結果を踏まえた追加調査の重要性を解説しています。「上司の支援が低い」という結果の背景には、相談のしにくさだけでなく、業務指示の不明確さ、評価やフィードバックの不足、成長支援や業務量への配慮不足など、さまざまな要因が隠れている可能性があります。これらを正しく把握するためには、ヒアリングなどによる深掘りが欠かせません。

対策としては、上司のラインケア能力向上と、会社全体で従業員を支える体制づくりの両面からのアプローチを紹介しています。上司任せにせず、組織全体で支援する仕組みを整えることが、メンタルヘルス改善を継続させるポイントであることを強調しています。

同僚の支援が低い職場のコミュニケーション改善

→集団分析結果の活用方法~同僚の支援が低い職場編

職場の人間関係は、生産性とメンタルヘルスの両方に大きな影響を与えます。実際に、メンタルヘルス不調で1ヶ月以上休職した労働者や退職者のうち、その原因の58.4%が職場の人間関係であったことが明らかになっており、人間関係の問題は見過ごせない重要なテーマといえるでしょう。

同僚からの支援が不足する背景には、業務過多による交流時間の不足、業務の属人化、競争的な評価制度、助けを求めにくい職場風土、物理的な配置による孤立、リモートワークによる孤立感など、さまざまな要因が複雑に絡み合っている可能性があります。

具体的な対策としては、アサーティブコミュニケーション研修の実施、メンター制度の導入、1on1や定例ミーティングの活用、部門を越えた社内交流の機会づくり、在宅勤務が多い職場でのコミュニケーションツールの工夫など、現場で取り入れやすい施策を紹介しています。

特に重要なのが、人事制度・評価制度の見直しです。個人の成果だけでなく、周囲へのサポート姿勢やチームへの貢献度を評価に組み込むことで、助け合いが自然と生まれる文化を育てることができるという点について詳しく説明しています。

「助け合ってこそ、個人やチームの成果が高まる」そんな職場の土台づくりが、持続的な改善につながることを示した内容です。

身体的負担の高い職場への対応策

→ストレスチェックを健康経営に活かす~仕事の身体的負担が高い職場編~

ストレスチェックの集団分析で「身体的負担が高い」と判定された職場に対し、従業員の心身の健康と生産性を高めるための具体的な改善策をわかりやすく解説した記事です。身体的負担とは、立ち仕事や長時間の作業、不自然な姿勢、重量物運搬、長時間運転、交代勤務など、肉体的ストレスが大きい業務を指し、これが継続すると筋骨格系の不調だけでなく、集中力低下・疲労蓄積・睡眠の質悪化を通じてメンタルヘルス不調を引き起こすリスクが高まることが研究で示されています。

この記事では、身体的負担が高くなりがちな業種・職種の特徴を整理したうえで、人間工学を活かした作業環境改善(デスクや椅子の最適化、立ち作業台の調整、補助具の活用など)や、物理的環境整備(照度・温湿度管理)、夜勤対策、休憩時間の最適化、さらにはフレックスタイムやテレワーク導入などの柔軟な働き方にまで踏み込んだ具体的なアプローチを紹介。人事労務担当者がすぐに実践できる視点と、従業員の負担を軽減するためのヒントが詰まった内容になっています。

集団分析を組織全体に浸透させるために

集団分析の結果を効果的に活用するには、適切な社内フィードバックが欠かせません。ここでは、フィードバックの方法と、継続的な改善サイクルの回し方を解説した記事をご紹介します。

集団分析結果の社内フィードバック実践ガイド

→ストレスチェック集団分析の有効活用方法とは?-成果につなげる社内フィードバック実践ガイド-

本記事では、ストレスチェックの集団分析の結果を社内で効果的にフィードバックし、組織改善につなげる方法をわかりやすく解説しています。

ストレスチェックは個人のメンタル把握だけでなく、組織全体の健康状態の「見える化」にも役立つ重要なツールです。ところが、データの読み方が分からない、活用の時間がない、どう改善策に落とし込めばいいか分からない、という声が多く、結果が“お蔵入り”してしまうケースも少なくありません。

本記事は、集団分析結果の共有・フィードバックがもたらす5つの効果を中心に解説しています。例えば、課題把握が明確になることで優先順位が付けやすくなったり、従業員に「会社が本気で改善しようとしている」と感じてもらえたり、管理職の意識改革につながったりするメリットを紹介しています。また、フィードバックを実践するための5つのステップや、階層ごとに伝えるべき内容の工夫、共有後の具体的な活用ポイントも載っており、結果を実効性ある取り組みへ変えるヒントが詰まった内容です。

おわりに:集団分析を「組織の文化」にして、「健康経営」につなげるために

ここまで、ストレスチェックの集団分析を効果的に活用するためのさまざまな視点と方法をご紹介してきました。集団分析の真価は、一度きりの対応ではなく、継続的な改善サイクルを通じて、従業員の健康と組織のパフォーマンスを高めていく点にあります。これは、まさに健康経営の考え方そのものです。

Plan(計画)で優先的に取り組むべき課題を明確にし、Do(実行)で施策を実施する。Check(評価)で次年度のストレスチェック結果をもとに変化を確認し、Action(改善)で効果のあった施策を継続・拡大する。このPDCAサイクルを回し続けることで、従業員の心身の健康が守られるだけでなく、生産性向上や離職防止といった経営課題の改善にもつながっていきます。

最終的な目標は、集団分析の活用を「健康経営の一部」として組織文化に定着させることです。「毎年この時期にはストレスチェックの結果を踏まえて職場環境を話し合う」「新しい制度や施策を検討する際には、ストレスチェックのデータを参考にする」。こうした取り組みが日常的に行われるようになることで、従業員の声を大切にし、改善を続ける姿勢そのものが、企業の価値となっていきます。

最初は小さな一歩で構いません。次回の衛生委員会で集団分析の結果を共有してみる、現場から良好事例を集めてみる。それだけでも、健康経営に向けた確かな前進です。重要なのは、「やりっぱなし」にせず、データを対話のきっかけにし、具体的な改善につなげていくことです。

私たちストレスチェックサービスを提供する立場から見ても、集団分析を継続的に活用している企業とそうでない企業との差は明らかです。前者では、従業員の表情や職場の雰囲気が良く、結果として組織の安定や業績の持続的成長につながっています。

ストレスチェックを、健康経営を一段前へ進めるための起点にしてみませんか。従業員一人ひとりがいきいきと働ける職場づくりは、人事・労務担当者の皆様の一つひとつの取り組みを通じて、着実に形になっていきます。

職場環境づくりに関心がある方のためのストレスチェック”STRESCOPE(ストレスコープ)”のご紹介

当社のストレスチェックサービス【STRESCOPE(ストレスコープ)】は、単なる調査の実施にとどまらず、良好な職場づくりを実現するための心強いパートナーとして、多くの企業様にご利用いただいております。STRESCOPEでは、専任のプランナーが「会社と従業員が率直に対話できるきっかけ」を生み出し、その一歩をサポートします。

現状・課題の可視化

表面的な数字だけでは捉えきれない、組織の深層に潜む課題や強みを、データに基づいて丁寧に可視化します。

任意の切り口でのカスタマイズ分析

部署・役職・勤務形態など、さまざまな視点からストレスチェック結果を細かく分析できます。これにより、従来は気づきにくかった組織課題やポテンシャルも発見しやすくなります。

専任プランナーによる伴走支援

ストレスチェックを熟知した担当プランナーが、事前準備から集団分析結果のご説明、貴社の状況に合わせた具体的な改善施策のご提案まで、一貫してサポートいたします。ストレスチェックが初めての方や、実務にご不安な方も安心してお任せいただけます。

社内報告の負担軽減

ご要望に応じて、経営層向けの分析報告や衛生委員会での結果報告などを代行・同席。分析結果の社内フィードバックを円滑に進めるお手伝いをいたします。

実施後の充実サポート

ストレスチェック実施後の施策実行状況の共有や、更なる改善に向けたご提案など、継続的な職場環境改善をサポートします。

健康経営の推進や、従業員がいきいきと活躍できる職場づくりにご関心のある人事・労務ご担当者様、これまで実施してきたストレスチェックの結果に課題を感じているご担当者様は、ぜひ一度【STRESCOPE】にお問い合わせください。
ワーク・エンゲージメントの向上も見据えながら、貴社の職場改善を力強くサポートいたします。

執筆者
株式会社こどもみらい いきいき職場支援チーム

株式会社こどもみらい いきいき職場支援チーム

コラムではメンタルヘルス対策や職場環境改善について、学術的なエビデンスに基づく信頼性の高い情報を、読者の方の組織に活かせる形でお伝えすることを目指して執筆しています。

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