『STRESCOPE(ストレスコープ)』は、高精度のストレスチェックの実施に留まらず、
ストレスチェックを熟知した担当プランナーが事前準備から集団分析結果のご説明、
改善施策のご提案などを伴走支援するサービスです。
資料のご請求や詳細についてのご質問は、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
ストレスチェックから始める職場の活性化 / STRESCOPE
職場改善とセルフケアに着目した
ストレスチェック「STRESCOPE(ストレスコープ)」の開発秘話を掲載をしています。
皆さま、こんにちは。保健師の有村です。
私は普段、複数の企業で保健師として活動していますが、健康経営の認知度が広がる一方で、実際の組織改善は、依然として多くの企業の課題となっています。
近年、働く人々のメンタルヘルス対策として、ストレスチェック制度が広く導入されています。しかし現場では、年1回の実施が目的化し、せっかく得られたデータが十分に活用されない、あるいは適切に活かしきれないケースが少なくありません。
本来、ストレスチェックで重要なのは、「結果を正しく理解すること」、そして「結果を現場でどう活かすか」です。ところが、集団分析を行っても具体的な改善策や次の一手が見えず、職場環境の向上につながらないことも珍しくありません。
そこで当社のストレスチェック 「STRESCOPE(ストレスコープ)」 は、営業担当による伴走型サービスや結果の“活用”に重点を置いた集団分析、従業員のヘルスリテラシー向上につながる情報提供を強みとしています。この取り組みは、多くのお客様から高く評価いただいています。
今回の記事では、「STRESCOPE」の開発者であり、認定産業医・精神保健指定医でもある志村哲祥先生に、開発に込めた思いや背景について伺いました。インタビュアーは、企業の組織改善に携わる私、有村が務めます。
本編では、組織改善型ストレスチェックがどのように誕生し、どのように成長してきたのか、その開発秘話をたっぷりお届けします。ぜひご覧ください。

保健師・看護師・産業カウンセラー。
産業保健活動に約7年半従事し、職場環境改善やメンタルヘルス対応に力を入れて取り組んでいる。

医師・医学博士・精神保健指定医・日本医師会認定産業医・日本睡眠学会専門医
東京医科大学睡眠学講座教授
順天堂大学、菅野病院、東京医科大学精神医学分野、スタンフォード大学等を経て現職
組織改善と従業員のセルフケア能力の向上に着目したストレスチェック「STRESCOPE(ストレスコープ)」を開発。
先生がストレスチェックを開発しようと思われたきっかけを教えてください。
実は、この取り組みの原点は、当時から私が携わっている研究にあります。
「生活習慣」「睡眠」「メンタルヘルス」という3つの要素の関係性を探る調査プログラムがありました。さらに、単に関連性を分析するだけでなく、その結果をもとにセルフケアを促す(※1)という、実践的なプロジェクトでもあったのです。
この開発の最中、ちょうどストレスチェック制度の義務化が決まりました。そこで、ストレスチェックを受けた方々のデータが十分に集まれば、生活習慣・睡眠・メンタルヘルスのつながりを医学的に解明できる。そして、その結果を活かして、より効果的な予防策を作ることができるはずだと考えました。ストレスチェックと結びつければ、メンタルヘルスの一次予防から二次予防、さらには三次予防まで、幅広く役立つツールになり得る確信があり、大学と共同で特許を取得したんです。つまり、生活習慣や睡眠がストレスにどのように影響しているのか明確にできる、唯一無二のストレスチェックとなりました。
(※1)セルフケア
従業員が自身の健康を守るために、自らストレスや体・心の変化に気づき、対処する知識と方法を身につけ、実践すること。
例:十分な睡眠やバランスの良い食事をとる、適度な運動を習慣づける、ストレスに気付いて対処する 等
ストレスチェックを受けると「あなたは高ストレスです」とか、「あなたのストレスは高くはありません」といった結果が返ってきます。
しかし、私は従業員の「今の状態」を把握するだけではなく
・何がストレスの原因になっているのか
・その原因はどうすれば解決できるのか、もしくは改善できるものなのか
といった点を明らかにすること。そしてストレスチェックを受けてくれた人にフィードバックすることが、大切だと思っています。
当初から、ストレスチェックを通じてこの仕組みを作りたいと考えて始まったのがこの「STRESCOPE(ストレスコープ)」です。
一般的なストレスチェックと違って、「従業員のセルフケア能力の向上」に力を入れている点がとても印象的でしたが、最初は、先生の研究がきっかけで生まれたツールだったんですね。
そして、もう一つの大きな特徴が「組織改善」への着目ですよね。
先生がこの“組織改善”にフォーカスされたのには、どんな背景や思いがあったのでしょうか?
多くのデータが蓄積されていく中で、次第に見えてきたことがありました。
それは、従業員の「心身のバロメーター」、つまり心と体の状態に影響を与える要因が何であるか、そしてそれぞれがどの程度影響しているのか、統計的な分析によって明らかになってきたのです。
分析の結果、その要因は大きく3つに分類できました。
しかも驚くべきことに、それぞれがほぼ同じ割合(約3分の1ずつ)で心身の状態に影響を及ぼしていたのです。
■心身の状態に影響する3つの要因
①個人の生活習慣や睡眠などのセルフケア要因
②労働環境や職業上のストレッサー
③生育歴、家庭環境、思考のクセなどの個人的な要因
このうち、③の「個人的要因」は、介入や改善が難しい領域です。幼少期から形成された価値観や感覚を変えるのは、簡単ではありません。
そうなると、改善のアプローチは自然と①と②に絞られてきます。
①の生活習慣やセルフケアについては、開発当初から注目してきた重要ポイントです。一方、②の職業生活については、ストレスチェックが企業単位で実施されるものであることを踏まえ、企業が具体的に活用できる、詳細なフィードバックを提供する必要性を感じました。
そこで、お客様である会社に対し、より実践的で役立つ詳細レポートを提供する仕組みを整えていったのです。
組織改善のための打ち手は、会社が一番知りたいところなんじゃないかと思います。
集団分析に力を入れているプログラムも最近は増えてきたように思うのですが、一方で「具体的な打ち手」は何か、明確に教えてくれるストレスチェックはあまりないように思うんです。
その点は先生も意識されたところなんでしょうか?
我々はストレスチェックがちょうど出る前からこのような分析をやっていたので、これは後から他のサービスを拝見した時の感想になってしまいますが、「全国平均と比べて良いか悪いか」だけでは、本当に改善すべきポイントが見えてこない、ということです。たとえば、私たちのレポートにも載せている例があります。
ある会社で「上司のサポートが低い」という結果が出ました。
しかし実際には、その会社にはそもそも上司という立場がなく、社員は各自で裁量を持ってのびのびと働き、特に困っていることはありません。
つまり、“上司のサポートが低い”という数値と、実際のストレス要因はまったく関係がないわけです。それにもかかわらず、単純な集計だけでは、上司からのサポートがとても低い、という結果になってしまう。
ここで怖いのは、この結果だけを見てしまうと、「誤った打ち手」を講じてしまう可能性があることです。
「誤った打ち手」とはどういうことでしょうか?
意味のない場所に手を入れるだけでなく、本来は触れるべきではないところにまで介入してしまう恐れがあります。 「上司のサポートが低い」という結果だけを見て、「では上司を置こう」と判断したとします。すると、それまで裁量を持ってのびのびと働けていた従業員が、新しい上司の存在によって制約が生まれ、かえってストレスが高まってしまうかもしれません。
だからこそ、「何がストレス反応や心身の状態に影響を与えているのか」を、もっと正確に突き止める必要があるんです。
そのために私たちは、要因の影響度を数値化するためのモデルをつくり、「回帰分析(※2)」などの線形モデルによる統計手法を用いています。
これにより、「この会社では特にこの要因が全体的なストレスに関わっていて、この順番で手を打てば、組織全体のストレスが軽減します」という、優先順位まで踏まえた具体的なフィードバックができるようになったのです。
(※2)回帰分析とは?
ある結果が、どんな要因によって、どのくらい影響を受けているのかを数値で明らかにする統計手法です。
たとえば、「従業員のストレス反応」が結果だとします。影響を与えそうな要因として、
・睡眠時間
・残業時間
・上司のサポート度
・職場の人間関係の良し悪し などがあるとします。
回帰分析を行うと、
「睡眠時間が1時間減ると、ストレススコアが○ポイント上がる」
「残業時間が10時間増えると、ストレススコアが○ポイント上がる」
のように要因ごとの影響度や方向(プラスかマイナスか)が分かります。単なる相関ではなく、どの要因がより強く結果に関わっているのかを特定できます。
やはり、科学的な根拠に基づいているからこそ実現できる、それが「STRESCOPE(ストレスコープ)」の大きな強みなんですね。
そうですね。私のポリシーは、「医学的・科学的根拠に基づいてストレス対策を行うこと」です。エビデンスのない方法をとるのは、医師として適切ではないと考えています。たとえ経験豊富なベテランであっても、その人の頭の中だけにあるやり方では、再現性がありませんから。
それに、企業の担当者の方に説明するときにも、「偉い先生が言っているから」ではなく、「こういう理由があるから、この方法が有効なんです」と、きちんと根拠を示す必要があります。
先生のお人柄が見えるようなご回答ですね。
普段から、先生は様々な場面で「医学的根拠」を非常に大切にされていると感じます。
一方で、そのような唯一無二のストレスチェックを作り上げていくにあたって、苦労されたご経験もあったのではないのでしょうか?
開発段階よりも、むしろ市場に出してから「難しさ」を感じる場面がありました。
当社のストレスチェックは、産業医や保健師が積極的に関わっている企業には、その価値が伝わりやすいんです。STRESCOPE(ストレスコープ)は市場価格と比べても決して高額ではありません。ただ、「コストをできるだけ抑えて、法律を守るためだけに最低限やりたい」というお客様に対して、私たちのサービスの魅力を理解していただくのは、今も簡単ではありません。やはり、低価格を前面に出しているサービスと正面から競うのは難しいと感じます。
それでも、私たちの理念や価値に共感し、真価を理解してくださるお客様がいらっしゃいます。
「従業員の健康に投資できるのは大企業だけ」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。確かに、大企業の多くは健康経営を掲げ、積極的に施策を展開しています。一方で、中小企業では経営トップの考え方が大きな影響力を持ちます。
「従業員に健康で長く働いてほしい」という強い想いを持つ経営者のもとでは、大企業以上に社員の健康に投資しているケースも少なくありません。
実際に、そのような中小企業の会社のご担当者様から、当社のストレスチェックを高く評価いただくことが多くあります。だからこそ、私たちはこれからも、そうしたお客様の期待に誠心誠意応え続けていきたいと考えています。
STRESCOPE(ストレスコープ)では、営業担当が伴走しながらサポートする体制を整えていますよね。その分、最低価格のサービスと比べると値段が高く見えるかもしれませんが、「必要としてくださるお客様がいる限り、価値あるサービスを届け続ける」ことが何より大切ですよね。
ところで、実際にお客様から寄せられた声の中で、先生が特に印象に残っているものはありますか?
少し前のことになりますが、印象に残っているお客様の声があります。それは「『今の状態はこうです』と伝えるだけのストレスチェックは、まるで『あなたは病気です』と言うだけで、処方も治療もしないお医者さんと同じ」という言葉です。一方で、『STRESCOPE(ストレスコープ)』は、きちんと“治療”や“処方”までしてくれる。つまり、具体的な改善策を示してくれるので、とても助かっています。」この言葉をいただいたとき、私たちが目指してきたことがしっかり届いていると感じました。
まさに、このコメントはサービスの真価を端的に表していますね。多くの職場環境改善に携わってきた志村先生が考える、「良好な職場環境」とはどんなものですか?
私が思う「良い職場環境」とは、働く人が“Well-being”──心身ともに良い状態を保ちながら、自分も会社も成長していける環境です。そのためには、まずすべての土台となる心と体の健康が守られていることが欠かせません。
健康は、会社からのサポートによって守られるだけでなく、自分自身でケアできることも大切です。
そして、自分のやりたいことや「楽しい」と思えることを仕事の中で実現できる人たちが集まり、互いに刺激し合いながら成長していく。そのような環境こそ、「良い職場環境」と呼べるのではないでしょうか。
職場環境の改善に携わる立場として、共感します。健康で、やりたいことや楽しいことに打ち込める社員が集まり、その力が会社の成長につながっていく。まさに理想的な姿ですよね。これまでさまざまなお話を伺ってきましたが、先生は今後、STRESCOPE(ストレスコープ)をどのような形で発展させ、成長させていきたいとお考えでしょうか。
私達が提供したいのは単なるストレスチェックではありません。本当に届けたいのは、従業員の心身の健康をどう高め、メンタル不調をどう防ぐのか、その方法論とメソッドです。つまりストレスチェックは、そのための数ある実践例のひとつに過ぎません。
大企業の中には、自社でストレスチェックを内製化したり、健康管理システムに統合しているところもあります。こうした仕組みは業務効率化の面では有効ですが、それだけでは「勿体ない」と感じるのです。
なぜなら、ストレスの要因は仕事だけではないからです。冒頭でもお伝えした通り、もう一つ大きな要因となるのが、生活習慣やセルフケア能力の程度です。
仕事の環境は本人の力だけでは変えにくいですが、生活習慣やセルフケア能力は自分自身で改善できます。だからこそ私たちは、今後さらに「従業員のセルフケア能力を高めることでストレスを予防する」というコンセプトを強化し、広めていきたいと考えています。
国民の3割ほどは大企業に勤めています。その中で内製しているストレスチェックに、セルフケアの道標となるSTRESCOPE(ストレスコープ)の知見を組み込んでほしいという思いもあります。ちなみに、「STRESCOPE(ストレスコープ)」はOEM展開しています。「STRESCOPE(ストレスコープ)」という名前ではないものの、同等のサービスを複数の機関に提供していますので、今後もこのツールとコンセプトが広まっていくことを期待しています。
私たち株式会社こどもみらいは、医学的根拠に基づいたストレスチェックの提供から、コンサルティング、開発、データ分析を含めて、健康にかかわることなら、すべてのサービスを提供することができます。
これこそが当社の強みであり、大手の生命保険会社やコンサルティングファーム、健康保険組合等との取引実績を積み重ねてきました。
そのため、ストレスチェックを起点として、「健康関連で新しい取り組みを考えているが、誰に相談したら良いか分からない」という方は、ぜひ私たちに声をかけていただきたいです。
志村医師による「STRESCOPE(ストレスコープ)」の開発秘話は、いかがでしたか?
働く人の健康を守り、組織をより良く変えていくためには、「結果を正しく理解すること」と「結果を活かすこと」の両方が欠かせません。
「STRESCOPE(ストレスコープ)」は、その両輪を兼ね備え、従業員一人ひとりのセルフケア能力向上と、企業の組織改善を同時に実現できるツールです。
健康経営の取り組みは、大企業だけのものではありません。経営者や担当者の想いがあれば、どんな規模の会社でも、社員の健康と成長を支える仕組みを作ることができます。私たちは、そんな想いを持つ企業の力になりたいと考えています。
『STRESCOPE(ストレスコープ)』は、高精度のストレスチェックの実施に留まらず、
ストレスチェックを熟知した担当プランナーが事前準備から集団分析結果のご説明、
改善施策のご提案などを伴走支援するサービスです。
資料のご請求や詳細についてのご質問は、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。